母親の涙
こんにちは。
今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
長いこと中断してまして…数年ぶりに書きます。
前回は母親の様子がおかしいところで終わっていましたので、今日はその続きからお話したいと思います。
父親が不在がちで、長男の僕は父親がいない間、家のことを任されていました。
そんなある日、母親が僕たち子供たちに隠れるように誰かに電話しているのを見かけました。
普段なら居間の近くにある黒電話を使い、大きな声で話しているのですがその日は電話線をめいっぱい伸ばし、別の部屋に篭ってしゃべっている。
どう考えても内緒話なんだと判りました。
相手がだれなのか、なんの話なのか。
子供ながらに聞き耳立ててはいけないんだと思いましたが2DKの狭い団地でしたし、聞こえちゃうんですよね。
母親の涙声が。
会話は聞こえなんですがやっぱり親の泣き声ですからね、敏感になります。
あーこれは何かヤバいんだな。
お母さん泣く時って大概悲しい時だよな。
そんなことを考えながら頭に入ってこないテレビアニメを観ていました。
そんな電話が数回、数カ月にわたってあったのですが、ある日相手が誰だか判ったことがあります。
「お母さんごめんなさい…」
って。
お母さんのお母さん。
僕にとってはおばあちゃん。
優しくて時々叱ってくれる遠くに住んでいるおばあちゃんに謝ってる。
悪いことしたのかな?
悪いことなんか見当たらなかったのでその時はなぜおばあちゃんに謝っているかわかりませんでした。
次回は謝っている理由について書きたいと思います。
おわり